サントリーホールディングス傘下のサントリー食品インターナショナルは8月29日、FIT非化石証書を取得することで使用電力を再生可能エネルギーに転換し、カーボンニュートラル化した自動販売機を9月から展開すると発表した。
同社は、同自動販売機を「カーボンオフセット自販機」と命名。今回は、固定価格買取制度(FIT)制度適用を受けた再生可能エネルギー由来の非化石証書を取得するとしており、SBTi、CDP、RE100等からも再生可能エネルギーとして認められる。
カーボンクレジットを用いた製品単位のカーボンニュートラル主張については、国際規格ISO14068や、ISO10468に整合させた環境省の「カーボン・オフセット・ガイドライン」がルールを規定している。これらの規定では、カーボンニュートラル主張のためにカーボンクレジットを用いてオフセットすることは容認されている。但し、非化石証書は、制度上はカーボンクレジットではない。環境省の「カーボン・オフセット・ガイドライン」では、「再生可能エネルギー証書は、電力の再生可能エネルギーとしての価値を取引する仕組みであり、原則的にカーボン・オフセットの取組には使用できません」と記載されている。
同社は今後、自動販売機に「非化石証書を取得」や、「CO2排出量実質ゼロ」を掲げたPOPを掲示し、消費者訴求も行っていく。
【参照ページ】GHG排出量実質ゼロの「カーボンオフセット自販機」を9月から全国で順次展開
【画像】サントリー
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