金融庁は8月9日、EDINETで用いるタクソノミの更新案を発表した。9月9日までパブリックコメントを募集する。公表は2024年11月上旬頃を予定している。
今回発行されたタクソノミーは、作成される報告書のデジタル化を見据え、関連情報に付されるタグのこと。EUタクソノミー等のサステナビリティに関する属性を評価するためのタクソノミーとは異なるもの。
金融庁は、有価証券報告書等の財務諸表に関し、2008年4月1日からXBRL形式での提出を義務化。2013年8月には、XBRL対象範囲の拡大に基づき、EDINETタクソノミを公表し、同年9月から運用を開始している。
今回の更新は、それ以降の開示規制の変化に対応するもの。具体的には、「DEIタクソノミ」「財務諸表本表タクソノミ」「国際会計基準タクソノミ」「開示府令タクソノミ」「臨時報告書タクソノミ」「特定有価証券開示府令タクソノミ」が更新対象となる。
更新後のEDINETタクソノミの適用は、有価証券報告書と有価証券届出書については2025年3月31日以降に終了する事業年度の書類から、臨時報告書、半期報告書、発行登録書及び発行登録追補書類に関しては、2025年4月1日以降のものから適用される。
IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)も同様に、「IFRSサステナビリティ開示タクソノミー(ISSBタクソノミー)」を発行している。
【参考】【国際】ISSB、「ISSBタクソノミー」発行。文書のデジタル化のためのタグ(2024年5月13日)
【参照ページ】2025年版EDINETタクソノミ(案)の公表について
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