投資運用世界大手米ブラックロックは7月10日、気候変動に関する新たなスチュワードシップ・ガイドラインを発表。気候変動をテーマとしたエンゲージメントや議決権行使の方針をあらためて掲げた。
同社は以前から気候変動に関するスチュワードシップを重視してきた一方、近年は米国内の反ESG政治運動の標的にされ、苦しい立場に置かれていた。ブラックロックは、米国の共和党州の年金基金等から投資引揚げ(ダイベストメント)を受ける一方、世界の機関投資家の多くが、今後3年間で気候変動移行戦略への配分を増やす予定と認識しており、今年1月の「フィンク・レター」の中でも、エネルギー移行(トランジション)を「メガフォース」と表現している。
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今回発表したガイドラインでは、…
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