世界保健機関(WHO)は6月26日、2022年の時点で、世界の成人の31%に相当する約18億人が運動不足の状態にあると発表した。運動不足人口は、2010年から2022年の間に約5ポイント増加している。
WHOは現在、成人が1週間に中強度の運動を150分、または強度の運動を75分することを推奨している。また2030年までに運動不足人口を15%減少させることを目標として掲げている。
WHOは今回、現状ペースが続けば、運動不足人口は2030年には35%にまで上昇すると予測。運動不足は、心臓発作や脳卒中等の心血管疾患、2型糖尿病、認知症、乳癌や大腸癌等のリスクを高めるという。
運動不足の割合が最も高かったのは、高所得のアジア太平洋地域(48%)と南アジア(45%)で、その他の地域では、高所得の欧米諸国が28%、高所得のオセアニアで14%だった。また、運動不足の割合は、男性が29%に対し、女性が34%と、女性の方が多い。加えて、60歳以上の人々は他の成人に比べて運動量が少なく、高齢者の運動を促進することの重要性も強調した。
【参照ページ】Nearly 1.8 billion adults at risk of disease from not doing enough physical activity
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