独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は6月17日、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2024年版を発行した。同レポートは2016年から発行しており今年で9回目。167カ国について分析した。
SDG Index 2023
- フィンランド(86.4)
- スウェーデン(85.7)
- デンマーク(85.0)
- ドイツ(83.4)
- フランス(82.8)
- オーストリア(82.5)
- ノルウェー(82.2)
- クロアチア(82.2)
- 英国(82.2)
- ポーランド(81.7)
- スロベニア(81.3)
- チェコ(81.3)
- ラトビア(81.0)
- スペイン(80.7)
- エストニア(80.5)
- ポルトガル(80.2)
- ベルギー(80.0)
- 日本(79.9)
- アイスランド(79.5)
- ハンガリー(79.5)
上位3位は、昨年同様の順位で今年も北欧3カ国が独占した。その後も欧州勢が続く状況も変わらず。日本の順位は、2016年以降の順位では、2016年が18位、2017年が11位、2018年が15位、2019年が15位、2020年が17位、2021年が18位、2022年が19位、2023年が22位と順位をどんどん落としていたが、今回はスコア、順位ともに上昇した。
日本の状況は、目標9「産業・イノベーション・インフラ」で、全ターゲット達成で「グリーン」評価。昨年「グリーン」評価だった目標4「教育」は1段階下がり「イエロー」評価となった。
一方、目標5「ジェンダー平等」、目標12「作る責任、使う責任」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」は、昨年同様に最低の「レッド」評価。改善傾向度では、目標5「ジェンダー平等」は停滞評価に、目標2「飢餓」は下落傾向に評価を落とした。
(出所)SDG Index
【参照ページ】SDG Index 2024
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