エーザイは12月13日、サステナビリティ・リンクローンで総額500億円調達すると発表した。シンジケーション方式で、みずほ銀行等39社が参加する。
同社は、アルツハイマー病に対する新薬「レケンビ」を開発し、米国及び日本で承認を取得済み。レケンビを世界各国の早期アルツハイマー病患者に届け、2030年度に同薬の世界売上を1兆円規模とすることを目指している。
今回のサステナビリティ・リンクローンでのSPTは、レケンビの健康アウトカムに対する効果と介護費等の費用削減効果による2029年度の社会的インパクト創出に設定。具体的な目標値は、みずほ銀行とシンジケート団からの了解のもと非公表。
今回のサステナビリティ・リンクローンでは、「寄付型スキーム」を採用。SPTが未達成の場合、グローバルで一般的な金利引上げではなく、日米の認知症関連団体もしくはそれに準じた組織へ寄付を行うとした。
今回の発行では、格付投資情報センター(R&I)が、ローン・マーケット・アソシエーション(LMA)等が定めたサステナビリティ・リンク・ローン原則(SLLP)と、環境省のグリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(環境省ガイドライン)への準拠性と設定した目標の合理性について第三者意見を提供した。
【参照ページ】エーザイとみずほ銀行が「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約を締結
【参照ページ】セカンドオピニオン
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