ソフトバンクは12月28日、同社が開発したHAPS(成層圏通信プラットフォーム)に関し、国際電気通信連合(ITU)無線通信部門(ITU-R)の2023年世界無線通信会議(WRC-23)で、700MHz帯から900MHz帯、1.7GHz帯及び2.5GHz帯を利用可能な周波数帯として拡大すること正式に決定したと発表した。
同社は、ITU-Rやアジア・太平洋電気通信共同体(APT)の場で、HAPS向け周波数帯の拡大に関する議論を主導。2019年に議題として取り扱われることが決定し、ついに4年をかけ、拡大が正式に決まった。
HAPSに関しては、従来、携帯電話の基地局として利用する場合、ITU-Rが規定する無線通信規則においては、2GHz帯の携帯電話向け周波数の電波の利用が国際的に認められている一方、その他のグローバルバンドである700MHz帯から900MHz帯、1.7GHz帯および2.5GHz帯等の利用は認められていなかった。今回の決定により、HPASによるモバイルブロードバンド通信を導入する際に、周波数帯の柔軟な選択が可能となり、既存のスマートフォン(スマホ)等での利用が可能となった。今後、各国・地域におけるHAPSの導入に向けた検討が加速することが期待される。
【参照ページ】2023年世界無線通信会議(WRC-23)においてHAPSの携帯電話基地局向け周波数帯の追加が正式決定
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