化学世界大手独バイエルとアラブ首長国連邦(UAE)のアグリテック・スタートアップSilalは12月4日、アラブ首長国連邦(UAE)での農業環境の強化に向け、パートナーシップを締結すると発表した。
今回のパートナーシップでは、農業手法のベストプラクティス導入、能力開発プログラム、包括的な野菜種子実証等に注力。気候変動の緩和とレジリエンス強化のため、同国の厳しい気候条件の下で、農業の実践を目指す。
能力開発では、バイエルの能力開発プログラム「BayG.A.P.」を活用。総合的病害虫管理、安全な使用、作物保護製品、散布技術、灌漑等のトピックをカバーし、現地の農学者の能力向上や、農業イノベーションを育む環境を整備する。第一段階では、農業技術者と農場管理者への研修を実施。第二段階では、Silalと関係性のあるUAEの農家300人以上を対象にする予定。
包括的な野菜種子実証では、トマト、キュウリ、メロン等の種子30品目以上を対象に、砂漠の厳しい農業条件下でどのように機能するかを調査。作物の耐久性、品質、貯蔵期間の特性の評価を行う。
【参照ページ】SILAL and Bayer Forge Pioneering Partnership to Drive Open Innovation in Agriculture
【画像】Bayer
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