世界経済フォーラム(WEF)の熱帯雨林保護アライアンスは11月8日、トレーサビリティと森林破壊や農地転換を伴わない(DCF)ブラジル産の大豆を中国市場に輸出するプロジェクトの開始を発表した。中国初のアクションとなる。
今回の発表は、牛肉、製紙・パルプ、パーム油、大豆のサプライチェーンの森林破壊削減を促す新たなタスクフォース「中国のグリーン・バリューチェーンに関するタスクフォース」の活動の一環。同タスクフォースは2023年6月、WEFのニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)の場で結成された。
【参考】【中国】世界経済フォーラム、中国でのコモディティ由来森林破壊削減でタスクフォース組成。世界大手4社署名(2023年6月30日)
同プロジェクトは、中国へのDCF大豆の輸入量を増やし、中国のコモディティ市場の持続的なバリューチェーンを構築することが目的。熱帯雨林の生産国での持続可能な農地利用と自然と生態系の保護も促進する。中糧集団有限公司、中国蒙牛乳業の2社が今回のプロジェクトに参加し、取引総額は3,000万米ドル(約45億円)。
【参照ページ】Tropical Forest Alliance Facilitates Trade of ‘Deforestation-Free’ Soybeans from Brazil to China
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