欧州委員会の自然資本会計手法策定プロジェクト「Align(Aligning Accounting Approaches for Nature)」は10月27日、企業や金融機関向けに、サイト単位とサプライチェーン全体における生物多様性の測定と評価のための具体的なガイダンスを発行した。
【参考】【国際】UNEP FI等、自然資本依存度評価ガイダンス発行。金融機関と企業向け。TNFDにも波及(2023年6月25日)
欧州委員会は、Alignを2021年に始動。姉妹プロジェクトの「Transparent」が大気、水域、陸域の評価原則の確立を、Alignがそれに基づく生物多様性に関する補足ガイダンス策定を担当している。2022年には「企業の生物多様性の測定と評価に関する基準のための提言」を発表。今回発表された文書2つは、同提言の補足ガイダンスと位置づけられている。
双方のガイダンスでは、チェックすべき指標や評価手法について、グッドプラクティスとベストプラクティスの2つのレベルで示した。また特徴的なセクターを例とし、具体的な評価の流れも提示した。
また同時に、基本的な原則を示したガイダンス「生態系状態の測定-ビジネスのための入門書」も発行。初歩的な内容を解説した。
【参照ページ】The Align Project Launches Two Recommendations Supplements and a Primer
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら