ビジネスの国連持続可能な開発目標(SDGs)推進国際NGOのWorld Benchmarking Alliance(WBA)は11月1日、カーボンニュートラル化に関する公正な移行(ジャスト・トランジション)に関する企業向けの簡易ペーパーを発行した。
今回のガイダンスは、国連開発計画(UNDP)、国際労働機関(ILO)、グランサム研究所、WBA、包括的資本主義のための協議会(Council for Inclusive Capitalism)が発表してきたガイドライン等に立脚している。
同ペーパーでは、企業が公正な移行を実行し、進捗状況をモニタリングしていく中での重要な3つの要素を明確にした。
- 企業、政府、労働者は、公正な移行に向けた能力を構築し、障壁を克服するために、効果的な規制やインセンティブを特定し、実施するために協力すべき
- 公正な移行の考慮は、企業の情報開示要件に組み込まれつつあり、企業は、公正な移行方針を制定することで、将来、気候や社会的影響により効果的に対処できるようになる
- 企業は、準備態勢のレベルを向上させ、時間の経過に伴う変化を予測し計画するために、既存の公正な移行の進捗追跡方法論とツールを利用すべき
WBAは2021年、公正な移行の実施状況を評価するフレームワークを発表している。
(出所)WBA
【参照ページ】Moving from pledges to implementation: a guide for corporate just transition action
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