飲料世界大手デンマークのカールスバーグのスウェーデン法人は10月24日、スウェーデンのファルケンベリ醸造所に新たな炭素回収プラントを建設すると発表した。炭素回収・利用(CCU)として自社製品の炭酸に活用する。
ファルケンベリ醸造所は、同社グループ内で最初の醸造所。スウェーデン内初の大規模醸造所でもある。カールスバーグ・スウェーデンは2017年以降、ファルケンベルグと同じくスウェーデンのラムローサでの飲料生産に、再生可能エネルギー電力とバイオガスのみを使用しており、スウェーデン初の再生可能エネルギー100%での大規模飲料生産を実現している。
今回建設するプラントは、ファルケンベリ醸造所の発酵工程で発生する二酸化炭素を最大40%回収。回収した二酸化炭素を精製、再利用し、ビール、ソフトドリンク、水に使用する炭酸として活用する。生産開始は2024年末を予定。
同社のファルケンベリ醸造所とラムローサの水工場では現在、二酸化炭素を年間9,500t購入している。今回の二酸化炭素委回収プラントの設立により、年間約3,600tを自家生産することで、輸送での二酸化炭素排出量を削減する他、安定した生産条件を整備できる。
【参照ページ】Earth-Friendly Fizz: Carlsberg Sweden's New Investment Will Capture CO2 to Put Bubbles in Beer
【画像】Carlsberg
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