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【イギリス】政府、畜産・酪農でのメタン抑制飼料の使用を2030年にも義務化へ

 英環境・食糧・農村地域省は10月26日、畜産・酪農でのメタン抑制飼料の導入促進で産業界と協力することにコミットした。イングランド地方では2030年までに同飼料の使用を義務付けていく考え。

 英国の農業セクターは、2019年の二酸化炭素排出量の10%を占めており、そのうちメタンが占める割合は少なくない。牛と羊等の反芻家畜は、農業セクターにおける排出の主な要因であると認識されている。同省は、メタン抑制特性を持つ飼料製品は、特に肥育牛に対し、排出量を大幅に削減できるという有望なエビデンスがあるとみている。

 同省は、2025年にも、革新的なメタン抑制飼料製品が市場に投入されると見立てている。同省は、Farming Innovation Programme、Animal Health and Welfare Pathway、Environmental Land Managementスキーム、オーダーメイド・プログラムの導入等のスキームを展開し、メタン抑制飼料活用の始動、助言、支援を展開していく計画。

 今回の政策は、イングランド地方を所管する同省の他、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの地方政府とも緊密に協議した上で発表されている。

【参照ページ】Further action to cut methane emissions from livestock

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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