スウェーデン消費財大手エシティは10月19日、使用済みの食品包装や牛乳パックを原料とする世界初の業務用衛生ティッシュ製品の製造ラインを稼働させたと発表した。
製造ラインは、フランスのオンドゥヴィルにある同社ティッシュ工場に設置された。リサイクル生産能力は、フランスで回収・リサイクルされる食品及び飲料用包装の60%に相当する年間2.5万tのリサイクル。今回の製造ライン稼働により、リサイクル能力が40%増えた。また、今回の製造ライン稼働により、プラスチックやアルミニウムを含む包装のほぼ全材料のリサイクルが可能になった。
同社は、リサイクルした再生繊維原料を活用し、主要ティッシュ・ブランド「Tork」を製造する。また同社は、同様にリサイクル・イニシアチブを、ドイツ、オランダ、エクアドルでも展開中。エクアドルでは、ReciVeciと協力し、マクドナルド店舗で使用される紙コップを製造している。
同社は、二酸化炭素排出量を2030年までにスコープ1と2で35%減、スコープ3で18%減、さらに2050年までにスコープ3を含めたカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を目標として設定している。
【参照ページ】Essity reuses more than half of France’s recycled food and beverage packaging
【画像】Essity
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