スペイン電力アクシオナは10月17日、ESGインパクトの測定・管理・改善のため、バリューチェーン上の中小企業の認識向上と改善支援プログラム「Measure What Matters」の第二弾を開始すると発表した。「Bコーポレーション」認証を運営する米NGOのB Labと協働する。
2022年の第一弾プログラムには、同社バリューチェーン上の中小企業100社が参加。参加企業の90%が二酸化炭素排出量削減にポジティブな影響を与える改善策を計画、82%が廃棄物削減策を策定、76%が社会インパクト創出に向けたイニシアチブを策定することに成功している。
【参考】【スペイン】アクシオナ、中小企業サプライヤーにESGインパクト測定研修プログラム提供。B Labスペイン支部協働(2022年2月17日)
今回の第二弾プログラムには、スペインとオーストラリアのサプライヤー各50社が参加予定。スペイン向けにはB Labスペイン、オーストラリア向けにはB Labオーストラリア&ニュージーランドが、6か月間の研修を提供する。
同プログラムではまず、社会的・環境インパクトを測定し、ESG観点での改善点を特定、評価するモデルの設計に着手。プログラム終了時には、参加した中小企業に対し、アクシオナとの取引におけるより良い入札参加資格や優先入札等のインセンティブを付与する。
アクシオナは2023年、サプライヤーに対するESGリスク・機会管理システムの導入を開。環境、社会、ガバナンスに関連するリスクと機会の分析を行い、サプライヤーの入札に対する評価を行っている。
【参照ページ】ACCIONA launches second edition of its ESG mentoring program for 100 SME suppliers
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