決済世界大手米マスターカードは10月12日、サイバーセキュリティ研究と人材育成に関し、カナダのウォータールー大学サイバーセキュリティ・プライバシー研究所(CPI)に対し、55万米ドル(約8,000万円)を拠出すると発表した。指紋認証、データ保護等、データの信頼性向上に資するプロジェクトを支援する。
両者のパートナーシップは、IoT等を含めたデジタル化やデータに対する脅威が急激に増加する中、識別手法とデータ保管での堅牢性を向上する必要性が高まっていることが背景。CPIには現在、16学部60人以上の教授陣が在籍しており、学際的な研究協力の促進や、サイバーセキュリティの分野で世界を牽引している。今回のパートナーシップでは、サイバーセキュリティ関連の研究を行う大学院生、学部生に対する奨学金も提供する。
今回のパートナーシップは、マスターカードがカナダで実施してきたサイバーセキュリティ関連投資の一環。同社は2020年には、カナダ政府の戦略イノベーション基金と連携し、バンクーバーのテクノロジーハブにサイバーセキュリティのセンター「Global Intelligence and Cyber Centre of Excellence」も創設。同社が5.1億米ドルを拠出している。
【参照ページ】Mastercard invests in University of Waterloo Cybersecurity and Privacy Institute
【画像】Mastercard
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