フィンランド石油化学大手ネステ、国際サステナビリティ・カーボン認証(ISCC)協会、独物流大手DHLグループは10月6日、持続可能な航空燃料(SAF)の使用で削減した二酸化炭素排出量を、信頼性高く報告可能なシステムを共同開発したと発表した。今後、同システムを他社にも公開する。
ネステとDHLグループは、ISCC開発のISCCクレジット移転システムを試験導入。SAFの使用による二酸化炭素排出削減量を追跡し、ISCC運営の登録簿上での移転を可能にした。これにより、バリューチェーン上の二重計上を避けるとともに、SAFの取引の完全なトレーサビリティを確保する。
同システムは、航空業界の主要なステークホルダーとの協働で開発。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)の航空業界向けガイダンスの要件を満たすよう設計した。
DHLグループは、2030年までにSAF使用割合を30%にすることを目標として掲げている。今回のアクションもその一環。
【参照ページ】Neste, ISCC and DHL Group successfully piloted a new system enabling credible and traceable transfer of sustainability benefits from use of sustainable aviation fuel along the value chain
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