タイヤ製造世界大手米グッドイヤーは10月11日、スコープ3を含むバリューチェーン全体での2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)目標で、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から、1.5℃基準とネットゼロ・スタンダード基準の双方で承認を得たと発表した。
今回SBTiに承認された長期目標では、2050年までにスコープ1と2での二酸化炭素排出量を総量で2019年比90%削減。スコープ3のカテゴリー1「購入製品・サービス」、カテゴリー3「エネルギー関連活動」、カテゴリー4「上流輸送・配送」でも同90%削減することを掲げた。
短期目標では、2030年までにスコープ1と2での二酸化炭素排出量を2019年比で46.2%削減し、スコープ3のカテゴリー1、カテゴリー3、カテゴリー4の排出量を28%削減する。
またエネルギー分野では、2030年までに全製造施設での電力を100%再生可能エネルギー電力に、2040年までに燃料を踏む全エネルギーを100%再生可能エネルギーに転換。素材では、2030年までに100%持続可能な素材を使用したタイヤを開発し、2040年までに製品に含まれる石油由来の樹脂からの脱却にコミットした。進捗状況は、年次で報告する。
【参照ページ】GOODYEAR RECEIVES SCIENCE-BASED TARGET VALIDATION
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