プラスチック世界大手オーストリアのアルプラと独ミネラルウォーター製造Privatbrunnen TÖNISSTEINER Sprudelは10月10日、100%再生素材の原料で、再利用可能なPET容器を開発したと発表した。リサイクルではなく、PETでの再充填利用を実現した。
今回採用したリサイクルPET(rPET)は、消費者の使用済みプラスチックを活用し、アルプラ傘下のアルプラ・リサイクリングが製造。容器を軽量化したため、輸送時の二酸化炭素排出量削減にも寄与する。ラベルとキャップは対象外。
容器デザインでは、従来製品に即したため、TÖNISSTEINERの既存の12本入りボトル・ケースを活用できる。標準化されたボトル・ケースに入れて回収できるようにすることで、卸売業者や小売業者のボトル選別作業の軽減も実現した。
返却後には、レーザーマークで詰替え回数を塗布することで品質を担保。再利用を繰り返した後、PET容器の製品寿命が尽きた段階で100%クローズド・ループ・リサイクルを行い、再度リサイクルPET(rPET)として容器製造に活用する。
同社は2022年、ミネラルウォーター大手オーストリアのヴェスラウアーと協働し、リターナブル・ペットボトル容器を開発済み。今回さらに協働先を広げた形。
【参考】【オーストリア】アルプラ、リターナブル・ペットボトル開発。ヴェスラウアー協働。市場投入(2022年5月14日)
【参照ページ】ALPLA AND TÖNISSTEINER REALISE REUSABLE PET BOTTLE MADE ENTIRELY OF RECYCLED MATERIAL
【画像】ALPLA
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