自動車部品世界大手仏ヴァレオは10月6日、同社初のグリーンボンドを6億ユーロ(約940億円)発行したと発表した。そのうち1.5億ユーロ(約235億円)を欧州投資銀行(EIB)が購入した。
同社は現在、スコープ3を含むカーボンニュートラルを2050年までに達成することにコミット。また、2030年までに2019年比で総量で45%削減することを目標として掲げている。
同社は2021年、サステナビリティ・リンク・ボンドを7億ユーロ発行済み。その際に、ボンド・フレームワークを策定しており、ISS ESGからセカンドオピニオンを得ていた。
今回発行のグリーンボンドの資金使途は、電気自動車(EV)関連部品の研究開発、設計、生産の他、EV充電関連設備の開発と、再生可能エネルギーへの投資等。加えて、省エネ、持続可能な水・廃水マネジメント、サーキュラーエコノミーの分野も資金使途に盛り込んだ。
同社は現在までに、スマートヒートポンプ、バッテリー・ターミナル管理システム、電気モーター、コンパクトで静かなフロントエンド冷却モジュール等の分野で、約20億ユーロの対象対象を特定。EV関連分野への投資を拡大している。
EIBは、ヴァレオに対する技術開発支援を近年厚くしており、2020年以降だけで7.5億ユーロの資金を投じている。
【参照ページ】Valeo completes a €600 million debut green bond and welcomes the European Investment Bank for its important participation
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