トヨタ自動車の米国法人TMNAと韓国バッテリー大手LGエナジーソリューション(LGES)は10月5日、米国で生産するトヨタの電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池に関する長期供給契約を締結したと発表した。
LGESは、同社のミシガン工場への約4兆ウォン(約30億ドル)を新規投資を行い、トヨタ自動車専用の電池セルとモジュールの生産ラインを新設。2025年に稼働開始し、年間20GWhの供給を目指す。供給される電池は、Toyota Motor Manufacturing Kentucky(TMMK)で2025年から生産予定の新型電気自動車(EV)等に搭載予定。
LGESは現在、世界の自動車メーカー上位5社全てにバッテリー供給を行っている。今回の契約は、EV用バッテリー生産会社の合弁契約を除き、単一供給契約としては最大規模。本田技研工業は2022年8月にLGESとの合弁会社設立を発表済み。
【参考】【アメリカ】ホンダとLGエネルギーソリューション、EVバッテリー生産合弁会社設立へ。6100億円投資(2022年8月30日)
トヨタ自動車は2030年までに、トヨタとレクサスの両ブランドで電気自動車(EV)30車種の展開を発表済み。今回のアクションもその一環。トヨタ自動車10月12日には、出光興産との間で、全固体電池の量産に向けた連携を発表している。同社は、2027年から2028年に全固体電池を実用化することをすでに宣言しており、同じく全固体電池の技術開発を進めてきた出光興産と組むことで、目標を達成したい考え。
【参照ページ】LGエナジーソリューションとトヨタ、米国でバッテリーEV用電池の長期供給契約を締結
【参照ページ】出光とトヨタ、バッテリーEV用全固体電池の量産実現に向けた協業を開始
【画像】LG Energy Solution
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