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【国際】WBA、食料・農業ベンチマーク2023年版発表。日本企業では味の素が16位でトップ

 企業の国連持続可能な開発目標(SDGs)推進国際NGOのWorld Benchmarking Alliance(WBA)は10月3日、農業・食料サプライチェーン世界大手350社のサステナビリティを評価したランキング「食料・農業ベンチマーク(Food and Agriculture Benchmark)」の2023年版結果を発表した。同ランキング発表は今回が2回目。

【参考】【国際】2021年食料・農業ベンチマーク、350社のSDGs評価。日本企業33社は上位に入れず(2021年10月9日)

 WBAの評価は、財務マテリアリティではなく、社会・環境マテリアリティの観点からインパクト重視の評価体系となっており、企業のコミットメントを軸に評価される。評価メソドロジーでは、ガバナンス・戦略、環境、栄養、社会インクルージョンの4つの観点から、合計46の指標で判定された。前回からメソドロジーに変更があった。

【参考】【国際】WBA、食料・農業ベンチマーク2023年版メソドロジー改訂案公表。指標追加(2022年9月5日)

 ランキング上位は、1位ユニリーバ、2位ネスレ、3位ダノン、4位OCPまでは前回と一緒。5位にバイエルが入った。それ以降、セインズベリー、テスコ、DSM、ケリー・グループ、チャロン・ポカパン(CP)グループと続いた。100点満点で40点以上取得は28社。

 日本企業では、前回90位だった味の素が16位に入った。明治ホールディングスが日本企業2位で37位。昨年日本企業首位で31位だったキリンホールディングスが38位。他には、不二製油グループ本社48位、サントリーホールディングス64位、アサヒグループホールディングス71位、セブン&アイ・ホールディングス82位、日清製粉グループ本社92位、日本水産104位、三井物産125位、イオン137位、住友化学138位、伊藤忠商事147位、三菱商事153位、雪印メグミルク161位、ニチレイ164位、キューピー170位、丸紅193位、ロッテ198位、日本ハム201位、キッコーマン210位、マルハニチロ225位、江崎グリコ232位、伊藤ハム米久ホールディングス237位、極洋239位、スターゼン282位、ゼンショーホールディングス313位、全国農業協同組合連合会(JA全農)319位。OUGホールディングス、東京青果、山崎製パンは0点で最下位だった。

 全体傾向としては、農業・食料サプライチェーン企業には、「アクションが大きく欠如している」とコメント。とりわけ、サプライチェーンの生活賃金対策を進めている企業は4%未満、2025年までに森林破壊ゼロにコミットしている企業は6%しかなかったとした。

 食品・農業ベンチマークのデータは全て公表されており、幅広いステークホルダーに対し積極的にデータを活用するよう推奨されている。

【参照ページ】Research finds more than 90% of food and agriculture companies don’t do enough to farm sustainably or provide healthy food
【参照ページ】2023 Food and Agriculture Benchmark

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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