機関投資家の気候変動アクション・イニシアチブClimate Action 100+(CA100+)は9月27日、集団的エンゲージメントの対象となったオーストラリア企業14社の評価結果を発表した。
今回の発表は、CA100+として予定している対象企業毎の評価結果の公表の第1弾で、オーストラリア企業が先行して公表される形となった。オーストラリアの株主総会シーズンに間に合わわせることが意識された。第2弾136社の公表は10月中旬を予定している。評価手法では、CA100+のネットゼロ企業ベンチマークが用いられている。
【参考】【国際】CA100+、ネットゼロ企業ベンチマーク第2版発行。企業評価、1.5℃整合性で厳しく(2023年4月20日)
14社のうちカーボンニュートラルへのコミットを完全に開示している企業は57%にまで到達。但し、適切な短期目標の設定企業は7%にとどまった。移行計画でも、完全準拠と評価された企業はゼロだった。公正な移行(ジャスト・トランジション)でも3社のみが「部分的に準拠」の評価で、残り11社は準拠していないとの評価となった。
【参照ページ】LATEST NET ZERO COMPANY BENCHMARK RESULTS SHOW SLOW PROGRESS FOR AUSTRALIAN FOCUS COMPANIES
[2023.10.6修正]
一部内容を修正した。
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