英小売大手セインズベリーは9月28日、プライベートブランド(PB)のトイレットペーパー及びキッチンロール商品で、プラスチック包装を廃止し、紙製包装に切り替えたと発表した。同社食品事業で過去最大となる年間485tのプラスチックを削減できる見込み。
今回紙製包装を導入する対象商品は、店頭及びオンラインショップで展開している27品目。2024年2月までには全品目に拡大する。採用した包装は、家庭ごみからの通常回収フローで100%リサイクル可能。
同社は同時に値下げにも踏み切っている。PBの超吸水キッチンタオルの2個入りセットを、3.25ポンドから3ポンドに、同様にPBのスーパーソフト・キルティングの16個入りセットも、7.50ポンドから6.50ポンドに下げた。トイレットペーパーでも値下げした。
同社は2022年、トイレットペーパー商品で1ロールのシート数を2倍に変更。プラスチック包装を30%削減し、年間84tのプラスチック削減に繋げた。また同社は、すでにベビー服ハンガーや洗濯洗剤商品でも紙製への転換を実施済み。PB商品でのプラスチック削減を矢継ぎ早に進めている。
【参考】【イギリス】セインズベリー、ベビー服ハンガーを紙製へ転換。同時にプラ製ハンガー回収も(2023年8月18日)
【参考】【イギリス】セインズベリー、液体洗濯洗剤PB商品で紙製容器採用。プラ80%削減。英国小売初(2023年3月25日)
【参照ページ】On a roll! Sainsbury’s introduces paper packaging to its toilet and kitchen rolls in UK retailer first
【画像】Sainsbury’s
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