たばこ世界大手米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)は9月21日、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から、FLAG目標の承認も取得したと発表した。
同社は2022年7月、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体での二酸化炭素排出量の総量を、2019年比で90%削減し、残余排出量をオフセットすることでカーボンニュートラルを達成する目標で、SBTiからのネットゼロ・スタンダード基準での承認を取得済み。
今回の発表によると、同社は、FLAG(森林・土地・農業)に関連するスコープ3での二酸化炭素排出量を2030年までに33.3%削減することにコミット。さらに、2025年までに森林破壊リスクの高い主要商品群での森林破壊ゼロも宣言した。これにより、FLAG基準を満たすことが確認された。同社はまた、FLAG以外のスコープ3の削減目標でも2030年までに27.5%削減することにもコミットした。
長期目標では、スコープ3のFLAGでの排出量を2040年までに72%削減すると発表。これによりネットゼロ・スタンダード側でもFLAG目標が承認された。
【参照ページ】Philip Morris International Receives Science-Based Targets initiative (SBTi) Validation for its Forest, Land, and Agriculture (FLAG) Emissions Reductions Targets
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