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【アメリカ】ウォルマート、堆肥化可能カトラリー販売開始。マイノリティ経営企業とコラボ

 小売世界大手米ウォルマートは9月14日、100%堆肥化可能なカトラリーのPB商品を発表した。全米1,400のウォルマート店舗およびオンラインストアで販売する。

 同社は、今回の商品を、品質と利便性を維持しつつ、従来の使い捨てカトラリーに替わる持続可能な商品と位置づけた。スプーン、ナイフ、フォークの3種類を用意。価格はいずれも、24本入りで1.48米ドル、48本入りで2.96米ドルとし、従来のカトラリーよりも低価格で販売する。

 商品パッケージも紙製。同商品とパッケージは双方、BPIから「堆肥化可能」認証を取得。工業用コンポスト施設を通じ、約26週間で堆肥化される。

 同商品を生産するのは、米カリフォルニア州のグリーン製品開発・生産beyondGREEN biotech。beyondGREEN biotechは、全米マイノリティ・サプライヤー発展協議会(NMSDC)から「マイノリティ所有企業(MNC)認証」を取得している。ウォルマートは、今回の調達を、サプライチェーン・ダイバーシティとしても位置づけた。

 ウォルマートは、10年前から新たなサプライヤーを発掘するイベント「オーンプコール」を開催しており、beyondGREEN biotechは2022年のイベント時にウォルマートの目に止まった。同社は当初、米国製の生分解性プラスチック袋をウォルマートに提案していたが、すぐに、商業的に堆肥化可能なカトラリーを製造するためのコラボレーションへと発展した。

【参照ページ】Walmart Launches a New Innovation in Private Brands

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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