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【アメリカ】NGO4団体、スターバックスにカカオ調達で十分な情報開示要求。生活賃金戦略も

 NGO4団体は7月31日、米スターバックスに対し、カカオのサステナビリティ調達の強化を求める公開書簡を発表した。NGO4団体は2022年10月からエンゲージメントを開始しているが、同社から芳しいアクションが得られていないと主張している。

 今回のエンゲージメントを実施しているのは、マイティ・アース、Be Slavery Free、Green America、Freedom Unitedの4団体。カカオ調達でのデューデリジェンス・プロセスの開示や、森林破壊や児童労働の確保のためのステップ等の開示を求めている。特に、NGOが実施しているチョコレート・サプライチェーン評価「チョコレート・スコアカード」への参加も求めていた。

【参考】【国際】NGO「チョコレート・スコアカード2023」。評価対象の日本企業8社スコア低く(2023年3月30日)

 スターバックスは、NGO側の対話に応じており、チョコレート・スコアカード2023年への参加を実現。また5月には、世界カカオ財団の「カカオ&&フォレスト・イニシアティブ(CFI)」にも署名した。CFIは、ガーナ政府、コートジボワール政府の他、36社が署名しており、アグロフォレストリーでのカカオ豆生産、トレーサビリティ、カカオ農家への技能研修や金融サポートの実施にコミットしている。

 しかしNGO4団体は今回、同社のデューデリジェンスや現地モニタリングに関する情報開示が依然として不足していると指摘。さらに生活賃金戦略の発表がなされていないことも問題視した。

 今回の共同書簡の回答期限は8月14日に設定されていた。

【参照ページ】Global NGO coalition launches campaign demanding Starbucks come clean on cocoa
【参照ページ】Starbucks membership of the Cocoa & Forests Initiative and the collective commitment to end cocoa-related deforestation

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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