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【日本】経産省、デジタルスキル標準改訂。生成AI時代のマインドやスキルを追加

 経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は8月7日、「デジタルスキル標準(DSS)」を改訂しver.1.1を発表した。生成AIに関するポイントを加えた。

 同省は今回、デジタル時代の人材政策に関する検討会での議論を踏まえ、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」を策定。それをもとに「デジタルスキル標準(DSS)」を改訂した。

 生成AIについては、ホワイトカラーの業務を中心に、生産性や付加価値の向上等に寄与し、大きなビジネス機会を引き出す可能性があると指摘。一方、生成AIの企業(主に大企業)での導入率は、世界平均40%に対し、日本では24%にとどまっていると危機感を示した。日本では、デジタル技術の活用に自ら取り組まず、外部に丸投げしたことがデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れに繋がったことを踏まえ、生成AIも二の舞いになるとの認識も示した。

 生成AIがもたらす必要スキルの変化では、まずマインド面では「変化をいとわず学び続ける」マインドがますますカギを握るとし、その上で、生成AIを適切に使うためのスキルとして、指示の習熟、言語化の能力、対話力等を身につける必要があるとした。AIとの対話の必要性により、コミュニケーション能力の重要性が増してきたと言える。

 また、生成AIを成果につなげるには、「問いを立てる力」「仮説を立てる力・検証する力」も重視。その中で、生成AI利用が、期待しない結果が出力することや、著作権等の権利侵害・情報漏洩、倫理的な問題等を孕むケースがあることに注意するできる能力も必要とした。

 デジタルスキル標準(DSS)ver.1.1では、生成AIを含めデータますますものいう状況になってきたことを踏まえ、デジタル技術・サービスに活用しやすいデータの入力や整備の手法の理解に関する内容も大幅に増強した。

【参照ページ】「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」 を取りまとめました

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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