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【オーストラリア】モンデリーズとアムコア、Licellaに出資。廃プラの水熱反応ケミカルリサイクル

 食品世界大手米モンデリーズ・インターナショナルと豪包装大手アムコアは8月10日、豪水熱合成反応装置製造Licellaに出資すると発表した。

 Licellaは、触媒型水熱反応技術Cat-HTRTM(Catalitic Hydrothermal Reactor)を開発した企業。Cat-HTRは、先進的な水熱液化(HTL)技術で、高温・高圧の水を使用し、埋立処分されてきた使用済みプラスチックを熱分解で油化し、ケミカルリサイクルできる。

 モンデリーズ・インターナショナルは、以前からケミカルリサイクルの拡大に注力している。ネスレ、ライオンデルバセル、コールズ、iQ Renew等と、プラスチックのケミカルリサイクル実証プラントを共同建設。また、英ケミカルリサイクル大手ムラ・テクノロジーとの間では、ケミカルリサイクル・システム「HydroPRS」の導入と再生素材の製造販売も実施してきた。

【参考】【アメリカ】ダウ、廃プラ再生素材やバイオ素材の調達を加速。各国のベンチャー企業と次々連携(2022年7月28日)
【参考】【オーストラリア】ネスレ、コールズ等5社、オーストラリア初のケミカルリサイクルで協働(2021年3月19日)

 Licellaは今回の出資を基に、オーストラリア初のケミカルリサイクル・プラント「アドバンスト・リサイクリング・ヴィクトリア(ARV)」の建設計画を進める。まずはプラスチックを年間約2万t処理し、将来的には年間12万tまで拡大を目指す。モンデリーズ・インターナショナルは、リサイクルされた再生素材を使用した軟質プラスチックを活用するところまで構想している。

 同じく出資するアムコアも、2030年までにポートフォリオ全体で再生素材を30%使用する目標を掲げており、今回の出資もその実現に向けた施策の一つ。

【参照ページ】GLOBAL PACKAGING VALUE CHAIN LEADERS MONDELĒZ INTERNATIONAL AND AMCOR INVEST IN LICELLA ADVANCED RECYCLING IN AUSTRALIA

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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