エネルギー世界大手英BP傘下のBPベンチャーズは8月3日、英EV導入シミュレーションツール開発Dynamonに対し、400万ポンド(約7.2億円)出資したと発表した。Dynamonのツール「ZERO」の提供を通じ、社用車の電気自動車(EV)転換を支援するとともに、BPでのEV転換も進める。
Dynamonは、英サウサンプトン大学発のスタートアップ企業。2012年ロンドン五輪でEV導入を進めるためのプロジェクトが前身で、2015年に創業。ZEROは、車両導入、充電インフラ、エネルギーコスト、運用分析等のシミュレーションツールで、計画策定で最適な選択肢を算出できる。BPベンチャーズは今回、シリーズA出資に加わった形。
Dynamonが4,000台を対象に行った実証分析結果では、EV移行を通じ、コストを年間2,200万ポンド(約40億円)、二酸化炭素排出量を年間8,700t削減できるポテンシャルがあることがわかった。またBPの最近の業界調査では、英国の商用車管理者の43%、車両ドライバーの41%が、今後2年以内にEVの導入を開始すると回答している。
【参照ページ】bp invests £4m in fleet optimization software provider Dynamon and announces commercial agreement
【画像】BP
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