三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH)傘下の三井住友トラスト・アセットマネジメントは8月2日、EUのサステナブルファイナンス開示規則(SFDR)に対応するためのデータ環境整備で、ブルームバーグの「SFDRデータソリューション」を採用したと発表した。同社は3月31日時点の運用資産残高(AUM)が86兆円あり、アジア最大級の運用会社。
同社は今回、SFDR遵守で、特にPAI(Principle Adverse Indicators)の開示義務に対応するため、SFDRソリューションの採用を決めたと説明。同時に、二酸化炭素排出量データセットも活用するという。
ブルームバーグは、SFDRデータソリューションを3月29日にリリース。ブルームバーグが集計したデータに加えと、ESG Book(旧Arabesque S-Ray)が提供する国連グローバル・コンパクト(UNGC)違反や問題性のある武器に関するデータ、さらにNGOフリーダム・ハウスが提供する市民的自由と政治的権利に関する健全性スコアを組み合わせ、PAIデータをカバーしている。現在約1,500社のPAIデータを完備している。
同時に搭載しているカーボンフットプリント・データでは、同社独自の機械学習スマートモデルと、インプライド・インダストリーモデルに基づき、スコープ1、2、3の推計値を算出。10万社以上のデータをカバーしている。
これらのデータを組み合わせ、同サービスでは、投資信託6万本以上と、上場投資信託(ETF)1万本以上について、ファンド単位のESGデータを提供。ファンド間での比較を可能にした。
【参照ページ】Sumitomo Mitsui Trust Asset Management Selects Bloomberg’s Sustainable Finance Disclosure Regulation (SFDR) Data Solution
【参照ページ】Bloomberg Enhances SFDR Solution to Simplify Portfolio Alignment and Provide Comprehensive Coverage of Reporting Requirements
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