英小売大手マークス&スペンサーは7月25日、昆虫モニタリング機器開発スタートアップ英AgriSoundと協働し、プライベートブランド(PB)商品用の農園18ヶ所での花粉媒介者(送粉者)のリアルタイム・モニタリングを行うと発表した。
マークス&スペンサーは、農家の生物多様性保全を支援するプログラム「Farming with Nature」を展開しており、2022年には、AgriSoundと協働で、農園2ヵ所での実証プログラムを実施済み。今回アクションを拡大することを決めた形。英小売大手テスコも同様のアクションを展開している。
【参考】【イギリス】テスコとWWF、リンゴ園でAI搭載花粉媒介者モニタリング機器設置。AgriSound協働(2023年6月1日)
AgriSoundは、昆虫モニタリング機器「Polly」を開発。Pollyは、人工知能(AI)を搭載しており、受粉を媒介する様々な昆虫の鳴き声を捕捉し、野生の草花がもたらす生物多様性への恩恵と、受粉への影響を分析できる。
マークス&スペンサーは今回、同社プライベートブランド(PB)商品の英国農家の8%を対象に設定。農地10km2以上、120地点でモニタリングを行う。
【参照ページ】M&S rolls out AgriSound technology boosting pollinator activity to 18 farms across the UK
【画像】M&S
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