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【国際】テトラパック、「乳製品加工タスクフォース」発足。関係者募りCO2算定ルール策定へ

 容器・包装世界大手スイスのテトラパックは7月25日、乳製品加工のカーボンニュートラル化に向けた業界イニシアチブ「乳製品加工タスクフォース(Dairy Processing Task Force)」を発足したと発表した。

 同社は今回、乳製品は、世界の多くの地域で主要な栄養源として機能していると強調。2050年までに世界人口が100億人に達すると言われている中、世界の食料システムにおいて乳製品の役割は極めて重要とした。一方、酪農については、牛肉と同様に、生産時の二酸化炭素排出量が多いという批判もあり、テトラパックは、セクター横断で関係者を集め、乳製品のカーボンフットプリントを大きく削減することで、乳製品の生き残りの道を示していく考えと言える。

 乳製品加工タスクフォースでは、乳製品バリューチェーンの各セクターからの加盟を募集。エネルギー消費、水消費、食品廃棄物削減等でのイノベーションや技術に関する調査を実施し、ナレッジを共有する。

 特に重点を置く活動は、乳製品加工における二酸化炭素排出量の測定と削減、業界標準のサステナビリティ・ガイドラインと報告フレームワークの確立、業界全体でのベストプラクティス共有の3つ。

 乳製品セクターでは、2021年9月に業界全体のカーボンニュートラルを目指すイニシアチブ「Pathways to Dairy Net Zero Initiative」が発足。日本からは、明治ホールディングス、雪印メグミルク、日本酪農乳業協会(Jミルク)が加盟している。テトラパックは、同イニシアチブでの乳製品加工分野をリードする役割を担うことを目指している。

【参照ページ】Tetra Pak leads Dairy Processing Task Force to accelerate climate action
【画像】Tetra Pak

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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