キリンホールディングスは7月24日、丸井グループ、東京建物、カマンと協働し、容器シェアリングサービスの実証を開始すると発表した。実証期間は7月24日から28日。
4社は、キリングループ本社が入居する中野セントラルパークに出店するキッチンカー35台で実証を実施。リユース容器シェアリング・スタートアップのカマンが提供するリユース容器「Megloo」を活用して、商品を提供し、ビル前や、同社オフィス内にリユース容器の回収ボックスを設置する。回収後の容器は、カマンが回収し、丸井グループ本社の社員食堂で洗浄した後、キッチンカーで再利用する。
中野セントラルパークは、東京建物の管理物件。キッチンカーは、直近3ヶ月で1日当たり平均443人が利用しているという。実証期間中には、約3割の人にリユース容器「Megloo」を利用頂く予定。テイクアウト容器の廃棄を約3割減らすことを目指す。
カマンは、丸井グループが開催するスタートアップ企業とのオープンイノベーションプログラム「Marui Co-Creation Pitch」で、2022年12月に開催された第3回大会で優秀賞を受賞した企業。そのため、今回の実証でも、丸井グループは、社員や中野周辺の顧客に対し、周知活動と意識調査、回収ボックスの設置、社員食堂での洗浄を担当する。
またキリンホールディングスは7月18日、国内の医療機関約60施設での腸内細菌検査サービス「MicroBio Me」提供も開始したと発表した。検査結果レポートは医療機関を通じて本人に通知され、医師の判断に基づく一人一人の腸内細菌に応じたアドバイスを可能にする。
MicroBio Meでは、同社が2018年から出資しているヘルステック米Thorne HealthTechの高精度解析技術を活用し、腸内細菌を最小単位である菌株レベルまで精緻に解析することができる。
【参照ページ】テイクアウト容器の廃棄を減らすことを目的としたリユース可能な容器シェアリングサービスの実証実験を、中野セントラルパークで実施
【参照ページ】日本で最も詳細な腸内細菌検査「MicroBio Me(マイクロバイオミー)」本格展開開始
【画像】キリンホールディングス
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