デンマーク電力大手オーステッドは6月20日、洋上風力発電でのネイチャーポジティブ実現に向け、ヨーロッパヒラガキとウマヅラガイの生物礁をデンマーク領北海に整備する海洋再生プロジェクト「BioReef」を展開すると発表した。世界自然保護基金(WWF)及びデンマーク工科大学水生資源研究所(DTU Aqua)と協働する。
同社は、2030年までに新規エネルギープロジェクト全てで、生物多様性にネットポジティブなインパクトを創出することを目標として掲げている。2022年11月、洋上風力発電でのネイチャーポジティブ実現に向け、WWFと5年間の提携を発表。今回のアクションもその一環。
【参考】【国際】オーステッド、洋上風力のネイチャーポジティブ実現に向けWWFと5年間の提携(2022年11月4日)
今回のプロジェクトは、同海域では従来存在していたヨーロッパヒラガキとウマヅラガイの生物礁を再生することが目的。デンマーク北部にあるDTU Aquaの大規模孵化場と初期生育のための稚貝保育礁が、プロジェクトの中核内容となる。
同プロジェクトでは、生物礁の確立のための新たな手法の発見、査読付きの科学論文の作成、プロトコル策定を進め、今後の海洋再生活動への展開に繋げる。
【参照ページ】Ørsted and WWF embark on marine restoration project in the Danish North Sea to contribute to ocean biodiversity
【画像】Ørsted
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