航空機世界大手仏エアバスは6月12日、国家電網宇宙技術(SGST)所属のヘリコプター「エアバスH125」が、持続可能な航空燃料(SAF)を使用した実証飛行に中国で初めて成功したと発表した。SAFの配合比率は40%。
今回の実証飛行は、中国の合肥石湾空港で実施。SAFは、使用済みの油脂、都市ゴミ等を原料として生産し、中国国家航空燃料(CNAF)が供給した。従来の化石由来燃料比で、二酸化炭素排出量を最大80%削減できる見込み。
エアバスとCNAFは直近、SAF生産、競争力あるアプリケーション開発、共通基準策定に関する覚書に署名済み。2030年までにSAF使用率10%達成を目標にし、供給源の多様化とSAF生産の強化を進める。
エアバスの全ヘリコプターは現在、ケロシン系燃料にSAFを最大50%混合して飛行することが可能。2030年までにSAF100%での飛行を目標としている。
【参照ページ】China’s first helicopter flight using sustainable aviation fuel
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