バリュー・バランシング・アライアンス(VBA)、資本連合(Capitals Coalition)、持続可能な開発のための経済人会議(WBCSD)、EU欧州委員会環境総局の4社が運営するトランスペアレント・プロジェクトは6月10日、企業及び金融機関向けの自然資本管理会計(NCMA)ガイダンス「NCMA一般ガイダンス」をリリースした。
トランスペアレント・プロジェクトは、2020年3月に発足。EUライフプログラムが活動資金を提供。EUグリーンディール政策に基づき、ダブルマテリアリティの観点から、企業マネジメントを普及させる狙いがある。
同ガイダンスは、企業が生態系サービスを通じて自然資本への依存度を評価し、「環境損益」(EP&L)を算出する方法を定めている。環境データと財務会計データの統合を実現し、企業が環境のリスクと機会を管理できるようにした。そのため、情報開示ではなく、管理会計の分野の向上に焦点を当てた。
NCMAの方法論は、企業、専門家、アカデミア、NGOとの協議の上。策定された。パブリックコメントの募集も実施した。トランスペアレント・プロジェクトでは、NCMA手法に基づく既存のガイダンス等の募集も行い、30以上のガイダンスについても紹介されている。
トレンスペアレント・プロジェクトでは、別途、算出が難しい生物多様性での自然資本の側面に焦点を当てた統合ガイダンスを策定する姉妹プロジェクト「Align」も運営している。
【参照ページ】The Transparent Project Launches The Natural Capital Management Accounting Methodology
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら