アパレル世界大手スウェーデンH&Mは6月1日、生分解性のバイオポリエステル開発スタートアップ米Kintra Fibersに出資したと発表した。アパレル業界でのサーキュラーエコノミー化を促進する。
Kintra Fibersは、2018年創業のスタートアップ企業。バイオ原料を活用し、原料時点から生分解性の素材を設計することで、持続可能な繊維の商業利用拡大を目指している。
今回の出資の資金使途は、Kintra Fibersのポリエステルとポリエステル繊維の生産能力拡大。H&Mグループ以外のグローバルブランドを含むブランド協業企業への支援にもつなげる。
H&Mは過去1年間、気候レジリエンスの高い農業システムや、持続可能な綿花サプライチェーン構築を目指すMaterra、繊維サプライチェーン上流での廃棄物削減ソリューション開発Smartex、100%炭素由来の天然繊維生成Rubi、スニーカー専門EC運営Laced等、スタートアップ企業への出資も発表している。生物学的な反応を利用した効率的な染料技術を開発したColorifixへの追加出資も最近実施した。
【参照ページ】H&M Group continues investment in startups to enable a more circular fashion future
【画像】H&M
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