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【ヨーロッパ】ボッシュとリジェ、水素エンジン搭載レーシングカー開発でパートナーシップ

 総合電機世界大手独ボッシュ傘下のボッシュエンジニアリングと仏レーシングカー製造リジェ・オートモーティブは5月10日、水素エンジン搭載のレーシングカー開発で戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

 今回のパートナーシップでは、リジェ・オートモーティブの車両「JS2 R」をベースとし、標準的なガソリンエンジン「V6」を改造した水素エンジン搭載の実証車両「JS2 RH2」を製造。2023年の夏までには、テストコースでの走行を目指す。

 ボッシュエンジニアリングは、エンジン、水素貯蔵タンク、水素の安全性等、車両コンセプトの策定を担当。リジェ・オートモーティブは、車両技術、エンジン設計、テストに関する専門的知見を提供し、車両アーキテクチャ、水素システムと冷却システムの車両への統合を担う。

 またボッシュは4月6日、化学世界大手独BASFのスマート農業合弁ボッシュBASFスマート・ファーミング(BBSF)との技術統合ソリューション「Smart Spraying」を、独農業機械製造フェイント製のスプレー機器「Fendt Rogator」に搭載すると発表した。さらに米農業機械製造AGCOも加え、追加の新機能を共同開発する。

 ボッシュとBBSFは2021年5月、BASFの人工知能(AI)活用の栽培管理支援システム「ザルビオ」に、ボッシュの高機能カメラセンサー技術及びソフトウェアを統合したソリューション「Smart Spraying」の実証を開始。2022年6月には、同ソリューションの南米市場展開に向け、ブラジル農業機械製造大手スタラとの協働も発表済み。

 3社は今回、AGCOのオンボード及びオフボード制御と、ボッシュとBBSFの統合デジタルプラットフォームを通じ、データやインサイトを提供。対象作物は、トウモロコシ、大豆、綿花、キャノーラ、ヒマワリ、サトウキビ。その他の作物に対応する機能も順次追加していく。2024年からは、AGCOが米州と欧州で同ソリューションを展開する。

【参考】【南米】ボッシュとBASF合弁会社、ブラジルのスタラと協働。スマート農業ソリューション(2022年6月26日)

【参照ページ】Bosch Engineering and Ligier Automotive establish strategic development partnership for high-performance vehicles with a hydrogen engine
【参照ページ】Bosch BASF Smart Farming and AGCO announce joint development and commercialization of smart spraying capabilities
【参照ページ】Bosch BASF Smart Farming and AGCO announce joint development and commercialization of smart spraying capabilities
【画像】Bosch

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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