キリンホールディングスは5月15日、ソフトバンクの社員食堂で減塩食の受容性を測る実証を行うと発表した。提供する減塩食は、中央フードサービスが開発。キリンホールディングスと明治大学の宮下芳明研究室が共同開発した、減塩食品の塩味を約1.5倍にする技術を搭載したスプーン及びお椀型デバイス「エレキソルト」の社員食堂や飲食店等への展開可能性を模索する。
キリンは2022年、同デバイスと塩分を控えた食事をセット提供し、食事満足度を評価する実証も実施。これまでに減塩をしている/していた経験のある40~65歳男女31名に対し、試験用食品を食した際に感じた塩味強度をアンケートしたところ、31名中29名が「塩味が増した」との回答を得たという。
【参考】【日本】キリンと明治大学、スプーン・お椀型デバイス共同開発。減塩食品でも塩味1.5倍(2022年9月13日)
ソフトバンクは2018年、健康経営宣言を行い、5年連続で健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されている他、2023年には「健康経営銘柄」にも初選定されている。同社の社員食堂では、従業員の健康管理のため、中央フードサービスがスマートミールを提供してきたが、従業員に喜ばれる減塩メニューの開発には試行錯誤していた。今回の実証では、本来は塩分が多く味が濃いメニューとして好まれている「スンドゥブ」「あんかけ炒飯」「スープカレー」の3品を対象に、減塩化と食事満足度を評価する。
【参照ページ】ソフトバンクの社員食堂で、「エレキソルト」デバイスを用いた実証実験を実施
【画像】キリンホールディングス
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