カナダESG推進団体の責任投資協会(RIA)と株主研究教育協会(SHARE)が運営するイニシアチブ「気候エンゲージメント・カナダ(CEC)」は5月4日、カナダ大手企業のカーボンニュートラル評価を開始すると発表した。
気候エンゲージメント・カナダ(CEC)の活動は、国連責任投資原則(PRI)とCeresも支援しており、カナダ国内で存在感が大きい。今回、Climate Action 100+(CA100+)が開発したネットゼロ企業ベンチマークと整合性が高い形で設計した評価基準を発表した。基準には、公正な移行(ジャスト・トランジション)や先住民族の権利に関する内容も盛り込まれた。
また、評価対象企業となる「CEC Focus List」の一覧も公表した。選定対象は、石油・ガス、電力、資源採掘、農業・食品・消費財、運輸、重工業から39社が選ばれた。いずれも、トロント証券取引所の上場企業。
CECは2023年秋に第1弾の評価結果を発表する予定。その後も継続的に結果を公表し、各企業に長所と短所を伝えていく考え。
【参照ページ】Climate Engagement Canada Launches Benchmark to Drive the Net Zero Transition Among Top Canadian Corporate Emitters
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