年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4月14日、日本株式運用で新たにESGインデックスを1本選定したと発表した。GPIFは、インデックスに関する情報を常時受け付ける「インデックス・ポスティング」制度を導入しており、追加採用が決まった。
今回採用された日本株ESGインデックスは、テーマ型(女性活躍)で「Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index(GenDi J)」。すでに2020年12月に同インデックスの外国株式版の採用が決まっており、今回日本株での運用が決まった。
【参考】【日本】GPIF、外国株運用で新たにESGインデックスを2本採用。MSCIとモーニングスターの指数(2020年12月18日)
GenDi Jでの当初運用額は、約5,000億円。ユニバースは、Morningstar 日本株式指数で、そこからEquileap(エクイリープ)のコントラバーシーリストに登録されている銘柄が除外され、930銘柄が選定。構成銘柄比率は、Equileapジェンダー・イクオリティ・スコアに基づくティルト係数により決定される。セクターはニュートラル。Equileapのジェンダースコアは、経営陣及び従業員のジェンダーバランス、報酬の平等性とワーク・ライフ・バランス、企業ポリシー、コミットメント・透明性・説明責任の4つの観点でスコアが付く。
(出所)GPIF
【参考】【アジア・オセアニア】主要5カ国の企業ジェンダー平等評価、日本が最下位で酷評。エクイリープ(2022年6月24日)
【参考】【スイス】UBSアセット・マネジメント、ジェンダー平等ETF「Global Gender Equality UCITS ETF」発表(2018年1月12日)
【参照ページ】国内株式のESG指数を新規採用し、リバランスを実施しました
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