食品世界大手米ペプシコ子会社フリトレーとクエーカーは4月4日、研究開発本部内に「グリーンハウス・ラーニングセンター」を開設したと発表した。堆肥化可能な容器・包装(パッケージ)の実証、測定、分析を行う。
同社は、サステナビリティ戦略「pep+(pep Positive)」のパッケージング分野で、2025年までに包装・容器を100%リサイクル可能、堆肥化可能、生分解性、再利用可能なものに転換する目標を掲げている。今回のアクションもその一環。
ラーニングセンターでは、包装・容器の実証から認証取得までの期間を2倍から3倍にまで加速させるのが目的。グリーンハウス・ラーニングセンターで、堆肥化可能パッケージの生分解特性について様々な環境で試験を実施。同時実証の結果をリアルタイムで得ることで、研究を加速させる。
新設するセンターは、既存のプロトタイピングラボに隣接。研究開発と試験を迅速に行えるようにした。また、パートナー企業やステークホルダーを招待し、堆肥化可能な包装・容器への移行のメリットを伝えていく役割も担う。
フリトレーとクエーカーは、2010年に世界初の100%堆肥化可能なチップス包装を活用する等、包装分野でのアクションを進めてきた。2021年には、フリトレーのチップス商品「Off The Eaten Path」で、植物原料85%含有の次世代型包装を採用。二酸化炭素排出量を従来品比60%削減することに成功した。今後は、家庭で堆肥化可能な生分解性の高いパッケージに注力していく。
【参照ページ】Frito-Lay and Quaker Open New Industry-Leading Greenhouse Learning Center to Fast-Track Sustainable Packaging Innovation
【画像】Pepsico
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