食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーは3月25日、国連水会議2023で水アクション関連目標を3つを発表した。国連グローバル・コンパクト(UNGC)やCEO Water Mandate等が主導するイニシアチブ「Business Leaders’ Open Call to Accelerate Action on Water」への参加も表明した。
【参考】【国際】国連水会議2023、SDGs目標6「水・衛生」で新たな活動開始。イノベーション重要(2023年3月24日)
今回発表した2030年目標は、「リーダーシップ拠点」に指定した175拠点での100%再生水利用の達成、事業と農業サプライチェーン上で最重要な流域60ヵ所の健全性改善でパートナーと協働、世界の自然や地域コミュニティに累計2兆lの水還元を掲げた。
Business Leaders’ Open Call to Accelerate Action on Waterの運営メンバーは、国連グローバル・コンパクト、CEO Water Mandate、Ceres、Pacific Institute、Alliance for Water Stewardship、AquaFed。自社及びサプライヤーが関わる周辺コミュニティで、水アクセスや水質を改善することを通じ、2030年までに脆弱性の高い流域100以上で、ネットポジティブを実現するコレクティブ・インパクトに協力することを宣言している。
同アクションには、同社のボトリングパートナーのコカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)、コカ・コーラ・フェムサ、アルカ・コンチネンタルの3社も参画する。コカ・コーラ財団からは、水不足や気候変動の影響を受けるコミュニティへのソリューション拡大のため、スタートアップ・アクセラレータ国際NGOのImagine H20に対する125万米ドル(約1.7億円)の寄付も発表した。
同社は、飲料製造での水消費量を削減し、可能な限り水を再利用するための投資に注力。生物多様性保全や高度な水管理手法の導入も進めている。自社事業以外では、水の還元を重視。飲料製品に使用された水と同量の水を、自然や地域社会に還元する。
【参照ページ】Coca-Cola Shares Key Goals Detail
【参照ページ】Business Leaders’ Open Call to Accelerate Action on Water
【画像】Coca-Cola
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