アパレル大手米GAPの運営プログラム「P.A.C.E.(Personal Advancement & Career Enhancement)」、ケア・インターナショナル、BSRの女性エンパワーメント・プロジェクトHERproject、アパレル業界の労働環境改善プログラム「Better Work」の4者は3月7日、アパレル・家具分野のサプライチェーン上での女性労働者へのインパクト・公平性の拡大を加速するため、新たなイニシアチブ「RISE(Reimagining Industry to Support Equality)」を発足したと発表した。
RISEでは、工場労働者と管理職の知識とスキルの強化、ジェンダー平等を含むビジネス慣行の変革、公共政策やその他の主要ステークホルダーの影響力の3つを中核戦略に設定。バングラデシュ、中国、ベトナム、カンボジア、インドネシア、インド、エジプト、パキスタンで現地パートナーを通じ、アクションを展開する。まず世界の女性労働者500万人以上を対象にし、今後10年間で最大2,000万人にまで対象を拡大することを目標として掲げた。
RISEには、すでにアパレル、フットウェア、家具の世界大手50社が参画している。具体的には、インディテックス、フィリップス・バン・ヒューゼン(PVH)、VFコーポレーション、ニューバランス、GAP、ウォルト・ディズニー・カンパニー、マークス&スペンサー、コロンビア・スポーツウェア、ラルフローレン、アバクロンビー&フィッチ、プライマーク、メイシーズ、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AEO)、ボーデン、カプリ・ホールディングス、カーターズ、ターゲット、チルドレンズプレイス、ヴィクトリアズ・シークレット、ウィリアムズ・ソノマ、Aje and Aje Athletica、BESTSELLER、Dôen、Hanna Andersson、Tapestry、The Warehouse(NZ)等。
RISEのプログラムでは、コミュニケーションや問題解決等のスキル、健康、安全、セクハラやジェンダー起因での暴力からの解放、女性の地位向上とリーダーシップ等に関するトレーニングを提供。男性管理職や同僚に対しても研修を実施、職場での社会的慣習の変革を迫る。また職場でのプログラム提供にとどまらず、業界全体の慣行の変革、政策アドボカシーも活動分と位置づけた。
【参照ページ】Fashion Industry’s Four Largest Women’s Empowerment Programs Form New Initiative RISE To Scale Impact
【画像】GAP
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