英ESG投資専業Impax Asset Managementは3月6日、東京に新オフィスを3月中に開設すると発表した。東京都の「グリーンファイナンス東京進出支援事業」に採択されるとともに、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)からも運用委託を獲得したため日本進出を決めたという。
【参考】【日本】東京都、グリーンファイナンスで海外金融プレーヤー誘致。最大5000万円補助金(2021年10月20日)
同社は1998年に創業。ESG投資や投資ポートフォリオのインパクト評価の分野をリードしてきたことで知られている。機関投資家イニシアチブにも積極的に参画し、企業へのエンゲージメントを重視していることでも有名。現在の運用資産は403億ポンド(約6.5兆円)。英国、米国、アイルランド、香港の各オフィスで約300人の従業員を抱え、今回の日本でも少人数採用する。
同社は、日本市場では10年以上、BNPパリバ・アセット・マネジメント・ジャパンが販売バートナーとなってきたが、今後もパートナーシップを継続する。
【参考】【イギリス】ESG投資Impax Asset Management、2017年度AUMが72%増。企業買収効果も(2018年10月12日)
東京都の「グリーンファイナンス東京進出支援事業」は、2021年度の採択で、スイスRepRisk、スウェーデンDoconomy、仏SESAMm、シンガポールRIMM Sustainability、米Maximuslife、ニュージーランドConnecting Goodの6社が採択されていたが、本格的な運用会社はいなかった。2022年度の採択企業はまだ東京都から発表されていないが、Impax Asset Managementが先に発表する形となった。
【参照ページ】Impax selected to receive Green Finance Subsidy Program and to open Tokyo office
【参照ページ】グリーンファイナンス外国企業進出支援事業 支援対象企業の決定について
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