
英化学大手イネオス・グループは3月8日、ベルギー子会社イネオス・オキサイドサイトの化学工場で排出・回収された二酸化炭素を、デンマークの北海のニニ海底油田跡(海底約1,800m)に永久貯留する炭素回収・貯留(CCS)プロジェクト「プロジェクト・グリーンサンド」で最初の注入に成功したと発表した。
デンマーク国会は、2020年12月に「北海協定2020」を賛成多数で可決。すべての石油・ガス採掘を2050年12月31日までに停止することや、今後のライセンス付与手続きを、小規模プロジェクト(ミニラウンド)や既存油田・ガス田の付近の開発(近隣ブロック)を除き、中止することを決定。その中で、油田・ガス田跡を活用したCCSプロジェクトの可能性を調査するための特別資金プールも創設されていた。同法は、2022年1月1日に発効している。
プロジェクト・グリーンサンドは、…
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