ファーストリテイリングは3月8日、バングラデシュでの「女性エンパワーメントプログラム」で、2025年目標を3つ設定した。アパレル産業における女性の地位向上を支援するアクションの一環。
同社は2019年、UN Womenとのパートナーシップを締結し、バングラデシュで「女性エンパワーメントプログラム」を開始。同プログラムでは、管理職を目指す女性を対象に、リーダーシップとテクニカルスキルのトレーニングを提供してきた。2022年度末までに、同プログラムの対象工場で全トレーニング受講者の51%に当たる合計163人の女性が管理職に昇格している。
【参考】【日本】ファストリとUN Women、アジア縫製工場の女性エンパワーメントで協働。1.7億円拠出(2019年7月7日)
今回設定した目標は3つ。女性の身体的・精神的ウェルビーイングのための課題と機会の把握も含まれる。
- 1,500人の女性従業員が管理職になるためのトレーニングを受講
- 対象工場における女性管理職比率が平均30%以上に上昇
- すべての女性従業員が、託児所や託児サービス、身体的・精神的健康を増進するためのサポート、安全な通勤手段を受けやすい環境を整備
同社によると、既製服(RMG)セクターは、2019年のバングラデシュの総輸出額の84.4%を占める。また、約420万人の労働者を雇用し、その90%が女性。一方、2019年に行われたBetter Workの報告書では、ライン監督職の95%を依然として男性が占めていることが明らかになっており、女性のエンパワーメントが重要な課題となっている。
【参照ページ】ファーストリテイリング、バングラデシュの取引先縫製工場における女性従業員エンパワーメントの目標を設定
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