コンサルティング大手アクセンチュアは2月16日、同社コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)のアクセンチュア・ベンチャーズを通じ、米バイオファーマ企業向け人工知能(AI)スタートアップオーシャン・ゲノミクスに出資したと発表した。
オーシャン・ゲノミクスは、2018年に創業。mRNAの変化や変異を理解し、薬剤に対する患者の生物学的反応の正確な予測モデリングを提供するソフトウェアを開発している。バイオファーマ企業は、同技術を活用し、コンピューター上での創薬手法「インシリコ創薬」を行い、個人の生物学的特徴に基づいた治療法「パーソナライズド・メディスン(個別化医療)」を開発することができる。
パーソナライズド・メディスン(個別化医療)の市場規模は、2028年までに世界全体で7,960億米ドル(約107兆円)以上に達すると予測されている。また、パーソナライズド・メディスンは、バイオファーマの収益成長の81%を牽引すると見込まれている。
オーシャン・ゲノミクスは現在、アクセンチュア・ベンチャーズが実施しているプロジェクト・スポットライトにも参画している。同プログラムは、新興のテクノロジー系新興企業と、フォーブスが選ぶ世界大手2,000社「グローバル2000」とを結びつけ、戦略的イノベーションのギャップを埋めるための関与と投資を行っている。
【参照ページ】Accenture Invests in Ocean Genomics to Accelerate AI-driven Drug Discovery and the Development of Personalized Medicines
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