プラスチック製造世界大手蘭ライオンデルバセルと玩具世界大手デンマークのレゴの創業家ファミリービジネス持株会社KIRKBIは2月8日、低密度ポリエチレン(LDPE)リサイクル技術開発ドイツAPKにマイナー出資する契約を締結したと発表した。
APKは2008年にドイツのメルゼブルクで創業。同社が持つプラスチックリサイクル技術「Newcycling」は、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの中間的な手法。マテリアルリサイクルと同様に、プラスチックを粉砕した後、溶剤を使ってポリマー状のまま精緻に分別。異なるプラスチックが混入していても、分別できる能力を持ち、マテリアルリサイクルより高品質のリサイクルが可能。特に、家庭からのプラスチック廃棄物の大半を占める多層フレキシブル包装材のリサクルを念頭に置いている。
ライオンデルバセルとKIRKBIは今回、他の共同出資者とともに総額1.3億ユーロ(約185億円)を出資。APKは今後、生産能力増強のため、Newcyclingプラントの新設を進める予定。
【参照ページ】LyondellBasell and KIRKBI invest in APK to develop recycling technology
【画像】LyondellBasell
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